褥瘡(じょくそう)

褥瘡(じょくそう)とは

脳卒中後遺症などで麻痺がある患者さんや、寝たきりの方に多い皮膚潰瘍は「床ずれ」です。これは医学的には“褥瘡(じょくそう)”と言います。褥瘡は皮膚の摩擦・ずれ・圧迫などの局所要因と、栄養状態の低下・基礎疾患の増悪などの全身的要因が複雑に絡まり合って、気が付かないうちに生じます。多くは治療が難しく、完治には半年以上かかるものもあります。潰瘍部の処置だけでなく、栄養状態の改善・リハビリ・ご自宅のベッドや車椅子の調整など、多方面からの治療が必要です。形成外科医や皮膚科医による診察・治療のほか、皮膚ケアに精通した認定看護師によるケア方法を、患者さん個々に合った内容でご提案させて頂きます。またリハビリテーションセラピストによる圧負荷の計測を行い、車椅子座布団やベッドの調整も行います。栄養状態に問題のある方は栄養士による指導も受けられます。治療は外来通院加療のみならず、必要に応じて入院加療や手術も対応いたします。
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