業務紹介

病棟業務
伊那中央病院の病棟業務の目指すところは以下のとおりです。 ① 薬を通して患者さんの健康に貢献します ●薬の適正使用へ貢献を行います ・ 用法用量チェック ・ 相互作用チェック ・ 重複投与チェック ・ 副作用早期発見 ・ 代謝排泄機能の確認 ・ 薬物体内動態の評価 等 ●患者さんへの直接指導による貢献を行います ・ 自己管理の推進 ・ 服薬の意義の理解・機器の手技マスターサポート ・ 家族への指導 ・ 副作用の早期発見のポイントと指導 ② 患者さん、家族、医療スタッフとの良い人間関係を作ります ・ 病棟業務は患者さんを中心としたチーム医療です。 患者さん家族との良い人間関係を作る事、 医療スタッフとのコミュニケーション強化による 情報共有が、患者さんの命と健康に貢献するために 重要です。 ③ 医療のレベルアップに貢献する ・ プレアボイドの推進(報告と事例の共有化) ④ 新人・学生の教育プログラムの充実 ・ 2.5ヶ月学生実習への対応と新人教育への対応を充実。 |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
||
入院患者さんのお薬のセットは薬剤師が行い、その後各病室へ薬剤師が配薬します。 | 入院患者さん一週間分のお薬を個別にセットします。 | 患者さん一人一人にあわせたお薬説明をベッドサイドで行っています。 |
注射調剤室
薬剤科の注射調剤室では、注射剤の計数調剤(1施用ごと注射剤の取り揃えを行う業務)や計量調剤(点滴ボトルなどにビタミン剤・抗生剤などの注射剤を混合調製する業務)などを行っています。
注射剤の計量調剤は、土日を含め365日体制とし、全病棟を対象に50mL以上の点滴ボトルを無菌調製しています。当院では、1日の定時注射処方オーダーを、投与開始時間により「早朝」「朝」「昼」「夕・深夜」「時間指定なし」の5つの投与か時間帯に分け、それぞれにオーダー締め切り時間を設定することにより、施用当日のオーダー変更にも対応可能なシステムとしています。
薬剤科において注射剤の計量調剤を行うことによって、無菌的な調製による安全性の向上や、病棟の看護師の負担が減ったことによる看護師業務の質的向上の大幅な改善につながりました。有効かつ安全で信頼のある注射剤を供給することにより、患者さんのQOLの向上に貢献できるよう、日々自己研鑽に努めています。
※QOL:Quality of life(クオリティ オブ ライフ)「生活の質」
注射剤の計量調剤は、土日を含め365日体制とし、全病棟を対象に50mL以上の点滴ボトルを無菌調製しています。当院では、1日の定時注射処方オーダーを、投与開始時間により「早朝」「朝」「昼」「夕・深夜」「時間指定なし」の5つの投与か時間帯に分け、それぞれにオーダー締め切り時間を設定することにより、施用当日のオーダー変更にも対応可能なシステムとしています。
薬剤科において注射剤の計量調剤を行うことによって、無菌的な調製による安全性の向上や、病棟の看護師の負担が減ったことによる看護師業務の質的向上の大幅な改善につながりました。有効かつ安全で信頼のある注射剤を供給することにより、患者さんのQOLの向上に貢献できるよう、日々自己研鑽に努めています。
※QOL:Quality of life(クオリティ オブ ライフ)「生活の質」
|
|
|||
注射処方せんに従って注射薬の取り揃えを 行っています。 |
全病棟を対象に1日3回無菌調製しています。 |
がん化学療法
がんと向き合う患者さんの薬物治療に関わる様々な問題解決のため、診療部門への情報提供、また、患者さんのQOLの改善を目的とした医薬品の情報提供、処方設計など幅広い業務に取り組んでいます。
外来通院治療室に薬剤師2名を配置し、注射剤の調製を行うとともに、患者さんへの薬物治療に関わる情報提供を行ったり、副作用のモニタリングや、患者さんからの様々な質問に対応しています。
外来通院治療室に薬剤師2名を配置し、注射剤の調製を行うとともに、患者さんへの薬物治療に関わる情報提供を行ったり、副作用のモニタリングや、患者さんからの様々な質問に対応しています。
![]() |
![]() |
![]() |
||
化学療法の処方監査、薬歴チェックなどを行い、間違いの無いミキシングをするための事前準備をします。 | 薬剤科の安全キャビネット内でミキシングを行い、外来通院治療室へ届けます。 |
治療は外来通院治療室にて行います。 |
製剤室
治療に有効と言われているお薬の中には、様々な理由により市販されていないお薬があります。また、市販されているお薬の形のままでは医師や患者さんの希望する治療ができないことがあります。そのような場合、医師から依頼を受け製剤室にて特別にお薬の調製を行っています。また、病院内の環境を整備するための消毒剤の調製も行っています。 皆様の目に触れることの少ない縁の下の力持ち的な仕事ですが、とても重要な仕事のひとつです。 |
![]() |
![]() |
薬品管理
薬品管理

DI(医薬品情報)

薬には物理化学的性質、薬理・毒性、製剤などの基礎的事項と適応症、投与方法、投与量、体内動態、相互作用、副作用など臨床的事項といった様々な情報があります。
医薬品情報室ではこれらの情報を収集、整理して、医師・看護師・薬剤師・その他の医療従事者あるいは患者さんに医薬品情報を提供したり、各種問い合わせに答えたりしています。毎月1回DIニュース(医薬品情報)を発行し、緊急性のある情報は適宜情報提供を行っています。また、薬事委員会の事務局として薬事委員会の運営、薬の新規採用審査の資料作成も行っています。
治 験
新薬が世の中に誕生するまでの一部の期間をお手伝いしています。2017年4月現在、10の治験を実施しています。治験コーディネーターより説明を受け、その薬品に必要な相互作用のチェックや、在庫管理が主たる仕事になっています。治験のページへリンク
また、入院患者さんのお薬を1回服用分ごとにトレーにセットすることも行っています。
また、当院のお薬だけでなく患者さんが持参されたお薬について、お薬に書かれている記号や番号から鑑別したり、持参していただいた「薬剤情報提供書」や「お薬手帳」「お薬の袋」などから、量や使い方を確認する「お薬の鑑別」を行っています。それをもとに当院で新たに処方されたお薬と、量や使い方が適切であるか、組み合わせ(相互作用)に問題ないか、重複していないかなどを確認しています。
他の医療機関で処方されているお薬との重複や相互作用を確認するために、受診する際にはお薬に関する情報(薬剤情報提供書・お薬手帳・お薬など)を必ずお持ちくださいますようお願いします。