臨床検査科
私たちは、診療における全般的な検査業務を31名の臨床検査技師で担当しています。

臨床検査科品質方針

・信頼度の高い検査結果を提供し、急性期医療、高度専門医療、回復期医療及び24時間救急医療を担います。

・患者さんに満足いただける医療の実現のため、患者さんの立場になり考え、思いやりのある医療従事者として行動します。

・高い品質の臨床検査情報を提供するため、品質マネジメントシステムに裏付けされた教育訓練に則り、知識の修得と技術の研鑽に励みます。

・医学の発展に呼応した臨床検査サービスを継続的に提供するために、高い専門性を持った優れた人材の育成に努めます。

スタッフ構成

臨床検査科長 廣瀬 佳子
臨床検査技師 31名

 その他の取得資格
 ・ 細胞検査士
 ・ 超音波検査士
 ・ 認定輸血検査技師
 ・ 日本糖尿病療養指導士
 ・ 緊急臨床検査士
 ・ NST専門療法士
 ・ 認定一般検査技師
 ・ 日本睡眠学会認定検査士
 ・ 医療情報技師        など

検体検査部門

 血液検査、尿検査は、たくさんの検査項目があります。当院では、診療科からの要望に応え、院内で検査可能な検査項目のほとんどを、外来の診察に間に合うようスピーディかつ正確に検査結果を出せる体制を整えています。

その業務を支えるのは、検査を担当するスタッフの技術や知識のみならず、検体を素早くかつ正確に各分析機へ送り出す「検体搬送システム」、前回の検査結果などと比較し、正しいデータかどうかを評価し、診察中の医師に検査結果を届ける「検体検査情報システム」など、コンピュータで管理された高度な業務支援システムも稼働し、業務効率化や結果報告までの時間短縮に貢献しています。

 またこれらの迅速性や正確性を、24時間提供するために、分析機や試薬などは常に厳しい精度管理を行い、検査精度の維持にも努めています。

病理検査部門

 患者さんから摘出された臓器や組織の一部を標本にし、細胞の性質を調べます。細胞診断の認定技師である「細胞検査士」や、病理専門医の協力体制により、精度の高い組織診断・細胞診断を実施しています。

微生物検査部門

 痰や便などの検体中に病原菌が存在しないかを検査する部門です。病原菌を特定するだけでなく、各種抗生剤への感受性(どの薬が効きやすいか)を調べたりします。

 院内で検出された病原菌の検出状況や傾向などをレポートにまとめ、定期的に院内職員にお知らせしています。また、院内感染の危険をいち早く察知するために、電子カルテシステムと密に連携した「院内感染コントロールシステム」も県内ではいち早く導入しました。

輸血検査部門

 患者さんに安全に血液製剤を提供するため、厳密な血液製剤管理と、患者さんとの適合試験などを行っています。また、ある患者さんに用意された血液製剤が、きちんと本人に輸血されるよう管理する患者認証システムも導入しています。

生理機能検査部門

生理機能検査

 患者さんの神経機能(脳波検査、筋電図検査、誘発電位検査など)、循環機能(心電図、心臓超音波検査、肺機能検査など)を直接調べる部門です。

 脳神経外科や整形外科の手術中における神経機能モニタリングにも参加しています。

 睡眠時無呼吸症候群を調べる「睡眠ポリグラフ検査」も行いっています。

 電子カルテシステムから、生理機能検査のほぼすべての結果を画面上で見られるよう、検査結果の「ペーパーレス化」も勧めており、患者さんをお待たせしないスマートな環境作りも行っています。

採血業務

 外来患者さんの血液検査に対しては、1階中央採血室にて臨床検査技師が採血業務に当たっています。
 採血方法や採血後の処理方法を熟知した私たち臨床検査技師が採血を担当することで、採血方法に起因したデータ異常や、患者さんからの採血のやり直しなどが大幅に低減でき、成果を上げています。

 また1階中央採血室から2階の検査室へ血液を運ぶ専用エレベーターを備えており、結果報告までの時間も短縮されています。

患者さんへのサポート業務

患者様へのサポート業務
 糖尿病に関する専門知識を持った技師が、糖尿病の検査や自己血糖測定などについての説明やアドバイスなどを行っています。
 患者さんの立場に立って安心した療養生活を送っていただけるようサポートしています。

臨床検査技師とは?

 医療分野やバイオサイエンス分野などでの研究・検査を担当する厚生労働省の定める国家資格です。高校卒業後専門学校や大学で臨床検査技師の養成課程を修了し、国家試験に合格して初めて免許が取得できます。
 病院では血液検査、尿検査、病理検査、生理検査、微生物(細菌)検査などを担当します。レントゲン、CTなどのX線を使用する検査については「診療放射線技師」からなる「診療放射線科」が担当します。また内視鏡検査など、医師が直接執刀する検査は、臨床検査技師の業務には含まれません。

臨床検査技師に関する詳しい情報はこちらから・・・
→日本臨床衛生検査技師会ホームページ

ちょこっと健診

 
 心臓病や脳血管障害は、日本の死因の上位を占めています。

 これらの疾患は、運動不足や偏った食生活など、ご自身の生活の乱れによって引き起こされる、高血圧、高脂血症、高血糖などの、いわゆる「生活習慣病」が主な原因とも言われています。

 定期的な健康診断で、これらの兆候を見つける事ができますが、健康診断は通常は1年に一度であり、人間ドックの予約はすぐには取れない・・・ という状況も少なくありません。

 地域の中核病院である当院では、ご自身の健康状態を簡単な手続きと採血・採尿だけで、手軽にチェックしていただけるサービスを開始することにいたしました。

 検査結果に異常があった場合は、すぐにかかりつけ医や保健師の相談を受ける事で、病気の早期発見や、病気の重症化を防ぐのに役立ちます。

 皆様がいつまでも健康で、安心して過ごしていただけるお手伝いをさせていただきます。

 当サービスを是非ご活用ください。

※当サービスは、他の施設では「プチ健診」、「ワンコイン健診」とも呼ばれているものです。
 

受付時間

11:00~16:00
( 月曜日~金曜日)

※対象年齢:18歳以上
 

健診内容・料金

セット名  価格  検査項目と解説 
貧血が気になる方
500 円 ・赤血球数(RBC)
・ヘモグロビン濃度
※全身に酸素を運ぶ主役である赤血球の数や大きさ、
 酸素と結びつく成分であるヘモグロビンの濃度を
 調べます
痛風が気になる方
500 円 ・尿酸(UA)
※痛風の原因となる「尿酸」を調べます
おしっこが気になる方
500 円
・尿糖 ・尿蛋白 ・尿潜血
※糖尿病の兆候、腎臓や尿の通り道の病気がないか
 を調べます
血糖値が気になる方
700 円 ・血糖値
・ヘモグロビンA1c
※糖尿病の兆候がないかを調べます
コレステロールが気になる方
700 円 ・総コレステロール
・HDLコレステロール(善玉コレステロール)
・LDLコレステロール(悪玉コレステロール)
・中性脂肪(トリグリセライド)
※高脂血症の兆候がないかを調べます
お酒の飲み過ぎが気になる方
700 円 ・AST(アスパラギン酸アミノ基転移酵素)
・ALT(アラニンアミノ基転移酵素)
・γ-GTP(γグルタミルトランスペプチダーゼ)
※肝臓機能を反映する代表的な3項目を調べます
前立腺肥大・前立腺癌が気になる方
1,500 円 ・PSA(前立腺特異抗原)
※前立腺疾患の兆候がないか調べます
動脈硬化が気になる方
1,500 円
・ABI検査(血圧脈波検査)
※動脈硬化の度合いや血管障害の有無を調べます
※四肢の血圧を同時に数回測定する検査です
お得な健康チェックセット
(肝機能・糖尿病・高脂血症・貧血)
2,000 円 ・AST ・ALT ・γ-GTP
・血糖値 ・ヘモグロビンA1c
・HDLコレステロール(善玉コレステロール)
・LDLコレステロール(悪玉コレステロール)
・中性脂肪(トリグリセライド)
・赤血球数(RBC) ・ヘモグロビン濃度
・尿糖 ・尿蛋白
※1階ロビーの券売機にて、調べたいセットの券をお買い求めください。
※複数のセットを同時にお買い求めいただく事もできます( 例: 血糖値+貧血=1,200 円)
 

受診の流れ

※個人情報保護のため、電話による検査結果のお問い合わせはご遠慮いただいて
 おります。
※本健診で異常が認められた場合でも、当院での追加検査や診察を承ることがで
 きません。その際はかかりつけ医にご相談ください。
※検査当日、当院にて診察予定である方は、本健診を受けることができません。

 あらかじめご了承下さい。

 

注意事項

ちょこっと健診は、健康管理をサポートする目的で実施しており、特定健診や人間ドックの代わりとなるものではありません。
定期的な健康診断は必ず受診しましょう。
診断・治療を目的とするものではありませんので、現在何らかの治療を受けておられる方は、お申し込みをご遠慮いただいております。

何とぞご理解いただけますよう、お願いいたします。
 

臨床検査を終了した検体の使用について

 伊那中央病院臨床検査科では、質の高い臨床検査を提供するために各種検査の精度管理、検査・機器新規導入時の基礎的検討、異常値の原因解明などの研究活動も行っています。この研究活動に欠かせないのが、患者さんから採取して臨床検査を終えた検体の再利用です。残余検体の再利用については、日本臨床検査医学会の「臨床検査を終了した残余検体(既存試料)の業務、教育、研究のための使用について」という会告を遵守して行います。残余検体の再利用の趣旨をご理解いただきまして、ご協力賜りますようお願い申し上げます。
 
【対象】
伊那中央病院臨床検査科で検査が終了した患者さんの残余検体の一部
 
【方法】
必要な検査が全て終了した検体は、残余検体として一定期間保存し廃棄しています。この残余検体を利用し、当院での各種検査法の基礎的検討や臨床研究を行います。
 
【倫理的配慮】
・臨床検査後の廃棄予定の残余検体を使用するため、患者さんの生命、健康に直接影響を及ぼすことはありません。
・個人情報は匿名化(名前や住所などが特定できないようにすること)します。また学会発表や学術論文発表などをする場合も個人情報は一切使用いたしません。
・残余検体の再利用については、患者さんから個別に同意を頂かず、ホームぺージ、掲示板等でお知らせし、不同意のお申し出がなければ同意を得たものとして実施させて頂きます。
 
 つきましては、以上の趣旨の活動にご協力いただけない場合は、お手数ですが臨床検査科(下記の問い合わせ先)までお申し出ください。ご協力いただけない場合でも患者さんに不利益になるようなことは一切ございませんのでご安心ください。

 平成30年5月       

伊那中央病院長  川合 博
 

 臨床検査を終了した検体の使用について(PDF:103KB)


問い合わせ先
伊那中央病院 臨床検査科長   廣瀬佳子
電話   0265-72-3121(代表)

日本臨床検査医学会のページへリンク(外部リンク)
→「臨床検査を終了した検体の業務、教育、研究のための使用について」
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