伊那小学校院内学級

伊那小学校院内学級

伊那小学校の院内学級では、医師の許可を得ながら、教科学習はもとより、野外学習、調理実習等の体験的学習や、音楽会、運動会、遠足等の行事学習も取り入れ、出来るだけ本来の学校に近い学習や活動を行えるように心がけています。ここで学ぶことで、子どもたちが自分の病気に対する不安や、家族や友だちと離れて生活することの寂しさや、学習面での遅れの心配などを少しでも解消し、生活に張りを持って、できるだけ意欲的に入院生活が送れるようにと願っています。
院内学級の学習の進め方、日課
- 午前中の教科学習は、異学年だったり、同じ学年でも進度がそれぞれに違ったりするため、個別学習を行っています。
- 午後はできるだけ本来の学校に近づけるべく、様々な活動を行っています。
- 教室の授業の他にも、教室に来られない児童のためにベット上学習も行っています。
院内学級の行事
- 院内学級は本校の伊那小学校の年間計画に準じています。
- 学期ごとに始業式、終業式が行われ、校長先生、教頭先生、ドクター、看護師さん、保護者が出席します。特に4月と3月には、以上のメンバーに加え、教育長先生や病院長先生、事務局長さん、看護師長さん方も出席します。
- 本校とは別に院内学級独自の音楽会や、参観日、学習発表会、親子遠足、病状に応じては運動会や親子遠足や社会見学も行っています。
終わりに
長期療養を要する病気で入院を余儀なくされる子供たちは、院内学級で学ぶことで、同じ教室の友達と励まし合ったり、入院していても学校と同じメリハリのある生活を送ることができます。病院の中でも、何か喜びを持って生活したり、勉強できるって素晴らしいと思いました。
一ヶ月以内の短期入院の場合でも、ドクターが必要と認めれば、聴講生という形で籍を移さずに院内学級で学習できます。