麻酔科

麻酔科後期研修

◆ 伊那中央病院麻酔科について 当院麻酔科は年間約1,800例の麻酔科管理症例を担当しています。ペインクリニック外来もあり、紹介患者のブロック治療に従事しています。また、緩和ケアチームにも参加していて、週1回の緩和ケアラウンドにも参加しています。病院の方針でもある地域救急医療への貢献のため、当地域の緊急手術症例を積極的に受け入れています。

◆ 麻酔科後期研修 伊那中央病院麻酔科の後期研修では、豊富な症例数を背景としてバランス麻酔を主とした麻酔の研修を1-3年間(麻酔専門医受験資格取得までの延長も可)行います。また、他科との合同カンファレンスや早朝勉強会、ICLS/BLS/ACLSやJPTEC/JATEC講習などを通して麻酔科学全般に対する高度な知識や手技の習得を目標とします。詳細は、当院における麻酔科後期研修の手引きに、具体的な研修項目を載せてあります。 そして、生涯に向けての医師としての基礎的な姿勢を育成すべく指導します。

◆ 専門病院・他施設研修 麻酔科専門医は、麻酔科全般の知識・手技の習得をすることはもとより、心臓血管麻酔、産科麻酔、小児麻酔、ペインクリニック、救急医学、集中治療などのsubspecialityを持つべきと考えます。そのため、後期研修中に興味を持った分野を追求したり、幅広い視野で周術期麻酔管理を考えられるよう、希望により他施設での研修を検討しています。 現在、研修先の専門病院・他施設として信州大学麻酔・蘇生学教室をはじめ数施設との合意を得られています。 他施設の研修を希望する場合は個別に相談を受け付け、できるだけ本人の希望に沿った後期研修プログラムにしていく予定です。 また、当院は信州大学附属病院の関連病院でありますが、信州大学附属病院への入局は、当院での後期研修の条件とはなりません。しかし、信州大学附属病院で経験してもらいたいrare caseもあるので、入局の有無を問わず、信州大学附属病院等、私たちが推薦する国内施設へ短期研修する場合もあり得ます。 当院で麻酔管理業務に慣れながら、多少の実力をつけたのち、成長に応じて、より高いレベルを目指したい方にはうってつけです。

◆ 予定研修期間と実施する手技
  目安とされる予定研修期間
~6ヶ月未満 6ヶ月以上
上級医レベルの速やかな静脈路確保
動脈採血
動脈ライン確保
ラリンジアルマスク挿入 ×
一般的な気管挿管 ○(1回の手技) ○(2回の手技)
エアウェイスコープを用いた気管挿管
エアトラックを用いた気管挿管
ファイバー気管挿管 ×
脊椎くも膜下麻酔 ○(1回の手技) ○(2回の手技)
腰部硬膜外穿刺 ○(1回の手技)
胸部硬膜外穿刺 ○(1回の手技)
中心静脈穿刺 ×
○:実施できる  △:そのときの状況に応じて  ×:実施できない

◆ 到達目標
1.麻酔管理を含む良好な医療を実践するために、事前に十分な学習と準備が必要であることを理解する。 
2.医師、看護師、技師等のスタッフと良好な関係を築き、チームの一員として診療にあたる姿勢を養う。 
3.一般的な手術患者において麻酔前評価を行い、麻酔計画を作成し提示できる。 
4.患者の麻酔上の問題点・麻酔管理方法の選択に関して、簡潔・的確な症例提示ができる。
5.指導医の指導の下に問題のない患者の一般的な周術期管理ができる。 
6.基本的なモニタリングについて理解する。 
7.基本的救命救急の手技を実践できる。 
8.必要な情報を収集し、問題解決を行うことができる。 
9.緊急手術が必要な疾患と緊急度を理解し、麻酔管理上の要点を学習する。
 
◆ 後期研修医が経験できる平均的症例数




麻酔法 件数
全身麻酔管理 20-60例/月
硬膜外麻酔 1-10例/月
脊椎麻酔管理 1-10例/月

◆ 診療実績
平成23年度 麻酔管理症例数



 
麻酔法 件数
全身麻酔(吸入) 1,270
全身麻酔(TIVA) 35
全身麻酔(吸入)+硬・脊・伝麻 286
全身麻酔(TIVA)+硬・脊・伝麻 3
脊椎+硬膜外麻酔(CSEA) 9
硬膜外麻酔 7
脊髄くも膜下麻酔 166
1,766


指導医氏名 笹尾 潤一
篠原 顕治
白鳥 徹
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