放射線治療科

新リニアックが稼動しました


新たに導入したリニアック
 当院では、平成29年10月の北棟増築に伴い更新した新しい放射線治療装置(新リニアック)が、平成30年3月から稼働しました。
 新しい放射線治療装置はアメリカのバリアン社の最新鋭の治療装置に、ドイツのブレインラボ社の治療位置を正確に保つ装置をつけた高精度の放射線治療に特化したシステムで、長野県内では初めての導入となります。本装置では通常の放射線治療の正確性が増すだけではなく、これまで当院では行えなかった高精度技術による放射線治療の施行が可能になりました。

そうした高精度放射線治療の技術について3つ紹介します。
 

強度変調放射線治療
(IMRT)
 当院でも強度変調放射線治療(IMRT)と呼ばれる治療が可能になりました。
 従来、当院で行っていた放射線治療よりも、さらに腫瘍の形にフィットした
照射が行える新しい方法です。周囲の正常組織への放射線を減らすことができ
るため、副作用を増加させることなく、より強い放射線を腫瘍にあてられるよ
うになりました。
 具体的には、前立腺がんや頭頸部がんで従来避けることのできなかった副作
用、腸管障害や唾液腺障害の発生が少なくなります。
 

定位放射線治療
 定位放射線治療とは、脳や肺にできた小さな腫瘍に対して大量の放射線を短
期間にあてる、いわゆるピンポイント照射の代表的な方法です。治療位置のズ
レを数ミリ以内に収めることで、安全に大線量が照射でき、腫瘍の消失を期待
することが可能になりました。
 脳転移には10個程度までの複数の小さな腫瘍を一度で治療できるシステムを
導入しました。頭部はマスクだけで固定しますので、苦痛の少ない定位照射と
なります。
 さらに、手術が困難な高齢者の限局性肺がんでは手術に代わる手段の一つに
なる体幹部の定位放射線治療も当院で出来るようになりました。
 

画像誘導放射線治療
(IGRT) 
 画像誘導放射線治療(IGRT)とは、強度変調放射線治療や定位放射線治療
と組み合わせて使う治療技術です。
 照射の直前に患者さんのCTを撮影し、体の内部の病変・周囲臓器の位置を
確認して照射位置をミリ以下の単位で微調整を行うことができます。治療装
置自体でCT撮影が可能であり、患者さんは治療ベッドに乗ったまま動かずに
体内の情報を把握できます。
 

 多くの先端技術の導入により、より安全かつ正確な放射線治療が可能となりました。これまで以上に地域の皆様のがん治療に貢献できるよう、スタッフ一同努力してまいります。

放射線治療科


 放射線治療科の仕事はがん治療などにおける放射線治療で、スタッフは常勤医1名が治療を専門に行っています。
 
 放射線治療は現在外科療法、化学療法とともにがん治療の柱の一つといわれています。当院ではリニアック装置による外照射、つまり患者さんの体の外から放射線をかける治療を主に行っています。

 がん患者と一口に言っても適切な治療は患者さんごとに異なります。当科では最新の知見に基づいた標準的治療法を行うように努めています。また、治療の前に患者さんに十分説明を行い、同意をいただいてから開始します。

 現代医療は日進月歩で変化しています。我々も患者さんに最新、最良の医療サービスを提供できるように努めています。

1.スタッフ

医師名 専門領域 略歴等
部長
 シノダ アツノリ
 篠田 充功
放射線治療科
 
宮﨑医科大学医学部卒
1996年5月医師免許取得
2011年4月着任
信州大学医学部臨床講師
専門性に関する資格
日本医学放射線学会(放射線科専門医)

 

2.基本方針および概要

【放射線治療】

  • 外照射にて対応出来る疾患はできるだけ当院で対応するようにしております。その際は、目的に応じた照射範囲や線量の投与に留意しながら治療を行っています。
  • 当院に設備のない小線源治療などについては、他施設への紹介を行っています。
  • 他施設へのセカンドオピニオンにも応じます。治療方針の決定の際には、患者さんとの充分な話し合いの時間をとるようにしています。

3.診療責任体制

主治医

放射線治療をうける患者は篠田が担当します。

診療責任者

放射線治療については篠田が責任を持って診療を行っています。

休日対応

休日の病棟回診は主治医が行います。緊急の対応は相補して行います。

不在時の対応

学会出張や休暇、病欠の際は可能な限り相補します。その際の引継には充分な時間を割きます。必要に応じ他科の協力も得るよう配慮します。携帯電話にて連絡が取れる体制を可能なかぎり維持します。

放射線治療科:診療カレンダー

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