脳神経外科

 
 脳神経外科は新病院開院に伴って常設科となり、すでに多くの方々に手術や入院をしていただいています。現在、ほぼ毎週全身麻酔による開頭手術や局所麻酔による手術をおこなっており、必要性を再認識しています。その中で気になるのは動脈瘤のような破裂しなければ症状が無いような血管病変について十分な知識が普及していないことです。
脳動脈瘤
脳動脈瘤は血管の枝分かれの部分に弱い箇所があり、そこが膨らんでこぶ状になり、破れると「くも膜下出血」に至るものです。脳動脈瘤は破裂前の段階であれば比較的安全に手術を行うことができますが、破裂後くも膜下出血になると非常に高い確率で後遺症が残ったり死亡に至ります。治療期間も長期間になり家族の負担も大きくなります。

伊那中央病院は救急、神経内科、放射線科との連携はスムースで早期に外科的治療に移りやすいメリットがあります。ぜひお気軽に外来や脳ドックのドアをたたいていただければと思います。

スタッフ

医師名 専門領域 略歴等
部長
脳卒中センター長
 サトウ アツシ
 佐藤 篤
脳神経外科(脳血管障害、脳腫瘍、電気生理学的モニタリング)
 
山形大学医学部卒
1992年6月医師免許取得
2003年4月着任
信州大学医学部臨床教授
専門性に関する資格
日本脳神経外科学会(脳神経外科専門医)
 
主任医長
 ササキ テツオ
 佐々木 哲郎
専門領域 信州大学医学部卒
2000年4月医師免許取得
2015年4月着任
脳神経外科(脳血管内治療、脳血管障害)
 
専門性に関する資格
日本脳神経外科学会(脳神経外科専門医)
日本脳神経血管内治療学会(脳血管内治療専門医)
 
医員
 イチノセ シュンスケ
 一之瀬 峻輔
専門領域
東邦医科大学医学部卒
2012年3月医師免許取得
20108年4月着任
脳神経外科
 
専門性に関する資格
 

1.基本方針ならびに概要

  • 伊那地区における急性期脳神経外科的治療および脳腫瘍、未破裂脳動脈瘤等の早期発見治療を行うことで地域医療に貢献することを基本理念としています。
  • 【急性期脳卒中】脳梗塞や脳出血、くも膜下出血の治療は救急科および神経内科との連携により最善な治療方法を選択して実行しています。血腫除去手術、破裂脳動脈瘤クリッピングなどの外科的治療に加え、脳動脈瘤に対するコイル塞栓術や脳梗塞急性期における血栓溶解療法及び頸動脈狭窄症に対するステント治療などのカテーテル治療(血管内手術)も積極的に行っています。
  • 【機能的疾患】三叉神経痛、顔面痙攣における微小血管減圧手術による外科的治療
  • 【予防的疾患】十分な検査とインフォームド・コンセントの確認の上で未破裂脳動脈瘤のクリッピングや脳動静脈奇形の摘出、血行再建手術などの治療を行っています。
  • 【進行性病変・脳腫瘍など】手術的摘出および放射線科との連携によるライナックによる定位放射線治療、化学療法の後治療も行ないます。
  • 早期社会復帰のために外科的処置による侵襲を最小限にし、早期退院を目指しています。
 

2.診療責任体制

 主治医1名、担当医1名による二人体制により毎朝の早朝回診において全例の情報交換と治療方針の確認を行います。症例提示によるフィルムカンファレンスを週に2回(月曜日と金曜日)神経内科とともに行い相互の症例の意見交換や診断および治療の確立を行っています。

3.緊急対応

  • 脳卒中当番医師を各勤務帯および時間外に振り分け、その担当医師が緊急対応します。
  • 当番医師は病棟および救急部に連絡され周知されます。
  • 病棟急変は脳外科病棟責任医師が交代であたり対応します。

脳神経外科:診療カレンダー

2018年1月以降に当院(脳神経外科)へ入院された方へのお知らせ

 伊那中央病院では、2018年1月1日から2023年9月30日(予定)までの間に、当院の脳神経外科へ入院(日帰り手術を含む)された方を対象に、日本脳神経外科学会が主導する多施設共同研究に患者さんの簡素な医療情報を登録します。個人を特定する情報は含みませんが、自身の情報の登録を希望されない方は、脳神経外科窓口までご相談ください。

※詳しくはこちらから(PDF:232KB)

【研究の題名】(社)日本脳神経外科学会データベース研究事業(JND)に関する研究
【研究責任者】山形大学医学部先進医学講座 特認教授 嘉山孝正
【お問合せ先】一般社団法人日本脳神経外科学会事務局 JND担当
       TEL:03-3812-6226 FAX:03-3812-2090

平成24年1月1日から平成28年12月31日までに当院で未破裂大型近位部内頚動脈瘤の手術を受けた方へのお知らせ

 伊那中央病院では、下記の研究に協力いたします。
 研究協力にあたり、平成24年1月1日から平成28年12月31日までに、当院で未破裂大型近位部内頚動脈瘤の手術を受けた患者さんの臨床データを提供いたします。
 臨床データは匿名化し、個人情報は厳重に保護されます。この研究への情報提供を希望されない場合は、下記連絡先までご連絡ください。

※詳しくはこちらから(PDF:123KB)

【研究の題名】未破裂大型近位部内頚動脈瘤の治療法に関する全国実態調査
【研 究 期 間】医学部附属病院長の許可日~平成30年9月30日
【研究責任者】山梨大学医学部脳神経外科講座 教授 木内 博之

【お問い合わせ等の連絡先】
 山梨大学医学部脳神経外科講座
 病院准教授 金丸 和也
 メールアドレス:kanemaru@yamanashi.ac.jp
 FAX:055-274-2468

2012年4月以降に本院の脳神経外科で治療を受けた患者さんへのお願い

現在、当院では、下記研究代表者および国立循環器病研究センターと共同で、脳神経外科医療の可視化に関する研究を進めています。上記期間に入院された患者さんの臨床データを解析させて頂き、脳神経外科医療の見える化に役立てることを目的としています。解析にあたっては、患者さんの個人のプライバシーは完全に保護されます。本研究の解析に自分のデータを使用されることを拒否される方及び疑問のある方は、下記にご連絡下さいますようお願い致します。

 

脳神経外科医療の可視化に関する研究
■九州大学大学院 医学研究院 脳神経外科:飯原弘ニ
  TEL(092) 642-5524

佐藤医師論文

当院の佐藤医師の論文が「Journal of Neurosurgery」の2016年10月号に掲載されました。
表紙には佐藤医師の論文内に掲載している図が使用されています。
 
「Journal of Neurosurgery」は、脳神経外科領域では世界でもっとも権威のある英文雑誌です。
機会がございましたら、ぜひご一読ください。
 
    
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